5月 道に迷う
自宅待機も1ヶ月。
朝から午後過ぎまで読書三昧とウォーキング。
日頃は時間に追いかけられ見知らぬ街や道に行く暇も気持ちもないけど、今回は違う。
きっと皆さまもフィジカルディスタンスしながら歩いてるはずでしょう。
季節は初夏
何時も行く図書館の先の道が気になっていたのを思いだした。
行って見よう。
細い一車線から綺麗な道に抜けアカデミックな雰囲気。テクテク歩くとなんと緑地公園の入口!
抱えていた考え事は霧散してる?
終わりに近いチューリップやつつじを追いかけて、いつの間にか広大な公園の中心あたりまで来てしまった。
さあ〜どうしよう。
この道を戻る気はしない。
前方には放射線状態にいくつも道がある。
人も寛いでいます。
スマホ片手にあっちへ、こっちへ何分か歩くがメドが立たない。
何人かにお尋ねすると、
「一緒にそこまで行きましょう!」と。
が、いづれもその方の方向とは逆なので丁重にお断りが続いた。親切だなあ〜。
結局、一番安心な緑地公園駅にでる道を選択して15分程で辿り着いたが、それでも途中、脇道に入りたい衝動に。
自分でも俘天(フーテン)の寅だと思う。
道の先にある夢や目標は大きければいいものでもない。
達成されることのみ価値があるわけでもないかと。
今日のように、旅をすることなのか。
道に咲く花を愛で、出会う人との縁を楽しみ、
小さな成功を喜ぶ。
駅に辿りつけてとてもホッとしたの。
義務の「しなくちゃ」をやめて「しよう」に変換すると
この5月のように爽やかに変わる。