不幸を語らない
自らの困難な経験をアイデンティティとして語ることがあるかと思います。SNSでそのようなストーリーを目にすることもしばしば。
私たちの中には、平凡な日常を送る者も多いです。特別な経験がないと、自分のストーリーに魅力がないと感じるかもしれません。
「あなたは苦労を知らないのね」という言葉に直面することも。
私は、大きな困難に直面していないこと自体が、実は素晴らしいことだと思っています。
大きな困難とは、人生の道の中で危険な方向に進み続け、結果的に困難な状況に直面すること。自分の選択が原因である場合もあるでしょう。
例えば、他人に裏切られたという経験は、「相手の真意を見抜けなかったのかな」と思うこともあるでしょう。
しかし、平穏な日常を送ることは、その道を適切に選び、自分の人生をうまく調整できる力の表れです。
もちろん、リスクを冒して新しい挑戦を選ぶのも素敵なこと。
強い魂を持っていれば、日常の小さな出来事からも多くを学び取れる。そのため、大きな出来事に縛られることなく成長できるのです。
一方、苦しい経験をしないと学べない魂は、その魂の成長に必要な経験を受け取ることになるかもしれません。
ですが、自分を過度に責めることはないと思います。それがあなたの人生における必要な経験であったのかもしれません。
自分の不幸を大事(おおごと)として捉えないことです。こんなものは大したものではないと。
不幸自慢の裏側にある、運命の被害者として自分を置いていることが問題です。
不幸を強調するより、どのようにその経験を乗り越え、成長したのかを共有することが、より魅力的なストーリーとなりますね。