変わらないものと変わるもの
久しぶりに会った友人から、
「変わったね〜!」
と言われるのと、
「変わらないね〜!」
と言われるのとでは、どちらがうれしいですか?
「変わったね」と言われたら、成長した自分を認めてもらえたようでうれしいかもしれません。
一方で、「変わらないね」と言われたら、昔と変わらず若々しいとか、以前と同じ雰囲気で安心するといった意味に受け取れて、やっぱりうれしいですよね。
でも、よく考えてみると、私たちは変わることと変わらないことの両方を求めているのではないでしょうか。
変わらずにいてほしいもの。
それは、自分が大切にしている価値観や、誰かを思いやる気持ち、信頼できる人とのつながりかもしれません。
環境や立場が変わっても、根っこの部分は変わらずにいたい。そんな思いを持つ人も多いでしょう。
けれど、変わらないことだけが正しいわけではありません。
若い頃には理解できなかったことが、年齢を重ねることでわかるようになる。以前は許せなかったことが、経験を積むうちに受け入れられるようになる。反対に、昔は我慢できたことが、今はどうしても受け入れられなくなることもあります。
それは、決して悪いことではありません。
経験を通して考え方が変わるのは、成長のひとつです。自分にとって大切なものが変わることもあれば、今まで当たり前だと思っていたことを見直すこともあるでしょう。
人は、変わらない部分を持ちながら、少しずつ変化していくものなのだと思います。
では、あなた自身はどうでしょうか。
昔と比べて、変わったところはありますか?
反対に、どんなに時間がたっても変わらずに大切にしているものはありま
すか?
そして、これから先も変わらずにいたいものと、そろそろ変えていきたいものは何でしょうか。
私たちは、ときに変化を恐れます。今までの自分を手放すことに不安を感じたり、周囲から変わったと思われることを気にしたりすることもあります。
けれど、変わることを恐れるあまり、自分の可能性まで閉ざしてしまうのはもったいないことです。
反対に、変わることばかりを求めて、今まで積み重ねてきたものや、自分らしさを見失ってしまう必要もありません。
大切なのは、何もかも変えないことでも、何もかも変えることでもなく、何を大切に残し、何を手放し、何を新しく取り入れていくのかを、自分で選ぶこと。
久しぶりに会った友人に「変わったね」と言われても、「変わらないね」と言われても、どちらも悪くありません。
その言葉をどう受け取るかは、自分次第です。
変わった自分にも、変わらずにいる自分にも、きっと意味があります。
過去の自分を否定せず、今の自分にとらわれすぎず、これからの自分の可能性も大切にしていく。
そんなふうに、変わることも変わらないことも楽しみながら、年齢を重ねていけたら素敵ですね。
