嫌われることを恐れない
「嫌われたくない」
そう思うのは、決して悪いことではありません。
誰だって、好きな人には好かれたい。
大切な人とは良い関係でいたい。
職場でも、できれば周りの人と穏やかに過ごしたい。
だからこそ、相手の顔色をうかがったり、自分の意見を飲み込んだりしてしまうことがあります。
「こんなことを言ったら嫌われるかもしれない」
「断ったら、もう誘ってもらえないかもしれない」
「自分の意見を言ったら、面倒な人だと思われるかもしれない」
そんな不安から、いつも「いい人」でいようとしてしまう。
でも、その状態が続くと、いつの間にか「相手に好かれる自分」を演じることに疲れてしまいます。
<すべての人に好かれることはできない>
どれだけ優しくしても、丁寧に接しても、あなたを苦手だと思う人はいるかもしれません。
反対に、あなたが何気なくしたことを「嬉しい」と感じてくれる人もいます。
人にはそれぞれ価値観があります。
だから、全員から好かれることは、最初から無理なのです。
それならば、
「どうすれば嫌われないか」ではなく、「私はどんな自分でいたいか」
を考えてみてはどうでしょうか。
相手に合わせるために自分を変えるのではなく、自分が大切にしたいことを持ったまま、人と関わっていく。
そのほうが、ずっと自然な人間関係を築くことができます。
本当は嫌なのに「いいよ」と言う。
本当は違うと思っているのに「そうだね」と合わせる。
本当は傷ついているのに、何もなかったように笑う。
その場では関係が壊れなくても、こうしたことを繰り返していると、少しずつ自分の心が傷ついていきます。
「私は何をしたいの?」
「どうしていつも我慢しているんだろう?」
そう思うようになったときは、一度立ち止まってみてください。
誰かに嫌われないために、自分自身を嫌いになってしまったら、それはとても苦しいことです。
「嫌われてもいい」ではなく「無理をしなくていい」
嫌われることを恐れないというのは、
「誰に嫌われても構わない」
と強くなることではありません。
むしろ、
「嫌われないために、自分を無理に変えなくてもいい」
ということなのだと思います。
自分の気持ちを伝えて、それで離れていく人がいるなら、それもその人の選択です。
そして、あなたのことを理解してくれる人も必ずいます。
すべての人に好かれる必要はありません。
あなたがあなたらしくいられる関係を、大切にすればいいのです。
もし今、「嫌われたくない」という気持ちで苦しくなっているのなら、
「私は本当はどうしたい?」
「誰かに嫌われないために、何を我慢している?」
と、自分に問いかけてみてください。
人間関係で大切なのは、相手に好かれることだけではありません。
相手も大切にしながら、自分も大切にすること。
そして、自分の人生を自分らしく生きること。
誰かに嫌われることを恐れて、自分の人生まで小さくしなくていいのです。
あなたは、あなたのままでいい。
そのことを忘れないでください。
