占いって検算ですよ?
こんにちは、海砂利水魚です。
占いって何でしょう?
私たちは現代日本の社会で、近代自然科学という世界観を元にして生活しています。
占い師は近代成立以前から伝わる技術を使ってはいますが、やはり大枠で言うと近代自然科学を大まかに信じています。
例えば、占星術師で言うと天動説を反映したホロスコープを見て占いをやっていますが、さすがに地球が太陽の周りをまわっていることは知っています。タロットには恋人たちのカードにエデンの園でのアダムとイブが描かれていますが、ほとんどの占い師さんはID説よりも進化論の方を信じているのではないかと思います。
正直な話、一般社会で生きていくには、こういう学校で習ったような世界観と論理的な思考による整合性を使っていけば、そこそこ死ぬまで生活してはいけると思うのです。
ただ、みんなが同じ価値観をもって生きているとき、その価値観が本当に正しいのかどうか、だれが保証するのでしょう?
近代自然科学の正しさは、近代自然科学の内側からは検証ができません。なぜなら、近代自然科学はその論理を正しいこととして受け入れることをまず前提としているからです。
さて、そこで知的に、論理的に生きているのに困ったり悩んだりすることがあったとします。
というか、そのようなことは必ず起こります。
そのとき、自分に何が起きているのかを別の角度から光を当てて、既存の光では暗がりになってしまっている部分を見てみる必要が出てきます。
これまで正しいということを前提にしていることを確かめてみる。
そのために、自分の脳内のOSの動作チェックが必要なんです。
占いは自分を世界観ごとチェックする、検算のツールなんです。
占いはその昔、政治や社会を支えていた知的なインフラです。
その構造は意外と堅牢です。
そこに一時的に価値観を預けてみて、今まで自分の寄りかかっていたOS部分をチェックしてみる、自分で自分を見てみることで、自分も変わるし、周りの社会もかえることができるかもしれません。
こういう働きを持ったものは実は占い以外にもいくつかあります。
歴史、哲学、心理学など。
そんなものの一つとして、占いも皆さんのお力になれると思います。
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海砂利水魚拝