肝だめし
子生龍命です。
夏といえばお化け屋敷のシーズンですね。
そして、最近はあまり聞かない肝だめし。
平成生まれの方はそもそも肝だめしって何?かもしれませんね。😅
肝だめしは夜中、出来るだけ街灯もない様な場所で行われ、例えばゴールを神社のお社にして、そこまで懐中電灯ひとつでお札を取りに行ったり、名前を書いてきたりするのです。
途中でギブアップしたらそれこそ臆病者のそしりを受ける訳です。
途中、肝だめしの主催者?がお経を流したり、幽霊に扮して脅かしたりするのですね。
昨今は物騒なので、なかなか肝だめしをするにはちとハードルが高いかもしれませんが、ある程度の年齢以上の方は一度は経験したことはあるでしょう。
私もある程度の年齢なので(笑)経験はありますが、そのうち忘れられないエピソードがあります。
学生時代まだ一回生の頃、遊ぶことでは天才的な三回生の先輩方が合宿先で肝だめしを企画しました。
はっきりいって怖くも何ともなかったのですが、同級生の女性がビビりすぎて腰を抜かしてしまったのです💦
後にも先にも人が腰を抜かしたのを見たのは初めてでしたが、とにかくヘナヘナと座り込んでしまい、立ち上がることができません。
当然、肝だめしは中止。
まいったなぁ〜どうしょうかなぁ、と頭を悩ましていたらその時の三回生のNさんという部長が決してスマートとはいえない彼女を1キロ程の帰り道をおぶって帰ったのです。
Nさんの「大丈夫、大丈夫」と言いながら、重いだろうに笑顔で彼女に語りかけていたのを昨日の様に覚えています。
Nさんは面倒見の良い先輩で、私たち1回生はほんとうに世話になりました。
大学で会えば
「お茶行こう」
と誘っておごってくれたり、ご飯をご馳走になったり。。
みんな彼のことが大好きでした。
そんなNさんはその次の夏を迎えることが出来ませんでした。
次の年の6月下旬、乗り始めたばかりの単車で転倒し運悪く対向車にひかれて亡くなったのでした。
しかもバイト先のトラックに。
Nさんの両手の生命線は普通の人の半分くらいしかなく
「俺、早死にやねん😄」
と冗談をよく言ってたものです。
私もかなりの数の手相を拝見してきましたが、Nさんの様に両手共に生命線が短い人は見たことがありません。
そのくらい短かかったのです。
私は
「人って、死ぬんや💧」
と当たり前のことを思い知らされました。
人には宿命という、人間にはどうすることも出来ないものがあるんだ、と強く感じました。
若い人も、そうでない人も明日という日は保証されている訳ではありません。
だからこそ、あなたは今、悲しいことや辛いことがあるかもしれませんが、生きているだけで丸儲けなのですから、何があっても笑い飛ばして生きてみませんか?
「人生一度きり、楽しまないと損やん❤️」
天使のうさぎグループ、万野愛果師匠の名言です✨
⭐️SION