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黄鈴先生

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【引っ越しの話E 縁は巡る、猫と共に】

【引っ越しの話E 縁は巡る、猫と共に】

こんばんは、黄鈴です。

思った以上に反響がある、お引越しシリーズ、第6弾。

今回は「家と縁」の不思議なお話。



私が今まで住んでいたのは、実はちょっと特殊な経緯で借りた物件でした。

大家さんが個人的な知り合いだったのですが、

約10年前、前の住人が退去すると決まったころ、私も引っ越しを考えていたのでした。

家賃は驚くほどの格安。



でも、入居には、たった一つだけ「絶対条件」がありました。



大家さん「人生には、猫が必要。だからここへ住むなら、猫を飼ってくださいね」



……物件の条件が「ペット可」ではなく「ペット必須」。

そんなことある!?(・∀・) ハイ、ありました。



その一言がきっかけで我が家にやってきたのが、今のキジトラーズ(猫の兄妹)です。

私の人生に猫という宝物をくれたのは、この家と大家さんでした。



そんな思い出深い家からの退去。

意を決して「2ヶ月後に引っ越します」と大家さんに伝えた日、大家さんは「……えっ」と絶句。

明らかにショックを受けておられました。そりゃそうですよね……。



「猫好きの、いい人が次に入ってくれたらいいな」

そう願いながら、お世話になったご近所さんへ挨拶回りをしていました。



特にお隣の奥様には本当によくしていただいたので、「寂しくなります」と惜しまれ、二人でしんみり。

すると、話の流れで奥様がポツリ。



「ところで……あそこ、いくらで借りてたの?」



お家賃を伝えた瞬間、奥様の目が光った気がします。

「……息子に勧めてみるわ!!」



奥様はそのまま大家さんの元へ走り、なんとその場で「仮押さえ」をしてきたのです。

はやい(・∀・)



引越し前日、段ボールの山に埋もれていた私の元へ、

お隣の奥様が「お祝いよ!」とお赤飯、あんぽ柿、お茶を持ってきてくれました。

このお赤飯、私のために焚いてくださったとのこと。



そして私が去った翌日。 内見に来た息子さんは、即決で契約を決めたそうです。



さらに驚いたのが、その息子さんも

「もともと猫を飼っている」

ということ。

「猫が必要な家」に、

また新しい猫と、私が信頼するご近所さんのご家族が収まったのでした。



── 続く。いよいよ次回は引っ越し当日の話です。





引っ越しシリーズ



12/23 【引っ越しの話@ はじまり】

01/03 【引っ越しの話A 物件が、無い】

01/07 【引っ越しの話B 業者さんを決める】

01/13 【引っ越しの話C 荷物が多すぎる】

01/20 【引っ越しの話D 段ボールパンダ隊】

01/27 【引っ越しの話E 縁は巡る、猫と共に】

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