【鬼の棲む家2】鬼の目にも涙。天へ旅立つ
こんにちは。今日は友達とカフェで会い。
ガラスペンでお絵かきしあってました。
今度会ったときは万年筆でお絵かきする約束です笑
高校生か!🤣
今日は
08/18 のブログ
【鬼の棲む家1】駅近で好条件の物件に鬼が
の続きです。
友人が、住んでいる貸家の取り壊しが決まってしまい、大急ぎで探した一軒家は、とある住宅街にありました。
人がしばらく住んでいなかったようです。
新しい住所を聞き、きゅうりを持って行った私は、家屋の向かって右奥に、黒ずんだ塊を見つけました。
も、もしやこれって、鬼でないかい?
そう思って、友人に聞くと、借りた物件に、鬼がいたので。
そのまま住まわせていると言います。
思えば友人は、家の中に霊がいても、まったく気にせず生活する方で。
「ガン無視して暮らしている」と言ってました。
害が無ければ、放置、と。
鬼も彼女には害がないそうなので、そのままにしているそうです。
それから1年後。
友人と遊びに行って、家に送る時に鬼の顔を見たのですが、ずいぶん柔和になってました。
私「あれ?なんか違うくね?鬼、変わった?」
友人「うん。本人色々修行中でさ。鬼から精霊に昇格した」
実はこちらの友人、自分で霊を払うこともでき、天にあげることも出来てしまう人で。
手持ちの数珠にはあちこちの神社からスカウトした神様の眷属を入れて持ち歩き。
結界張らせたり、何か困った人がいれば手助けしてあげたりして、目に見えない人たちを修行させたりもするという。
すごい人なのです。
しかし彼女の人生は実に過酷なものです。
それでも、人を恨まず、人に尽くす人生をずーっと歩んできました。
そういう彼女ですから。
物件に鬼が住んでいようと、
霊が住んでいようと。
歯向かうならば、一喝して、追い出すことも出来てしまう。
だから、何が住んでていても良いのでした。
その物件に住んでから数年後。
ある日、友人から電話がありました。
普通に用事だったのですが、最後に「あ、うち、家を買ったから」と言っていて。
それは本当におめでとう!なこと。
最近、詳しくまた話を聞いたのですが、思わぬところから家の購入の話が進み。
今ではきれいで大きなお家にみんなで楽しく住んでいるそうです。
私「あれ、鬼の子、どしたの?」
と聞いたら
友人「ああ、あれね。天に上がって行ったよ」
転居時に
友人「引っ越すけども。ついてきてもいいけど、どうするの?」
元鬼「上に上がる」
友人「そうなの。じゃあ、あっちいけば上がる道あるから、上がりなさい」
というやり取りをして、元鬼と別れたそうです。
友人が新しいお家に転居するときに、彼女は、家の結界をほどきました。
「さあ、好きにするがいい」。
一気に家の中は暗くなり、あらゆるものが入り込んで行ったそうです。
ということで、本日は、令和の世にあった
「一人の女性が鬼を精霊化させて、天にあげた」話でした。