黒石二双子会館・ねぷた障子絵 夏休み5
先日の黄鈴夏休みぶらぶら記。
今日はちょっと神社仏閣から離れて、地域の会館に飾っている障子絵の話題。
ちょうど新聞でもとりあげられていて、きれいだなと思っておりました。
せっかくですので寄ってみることに。
昭和時代のお山参詣の風景を題材として・・・
これだと地元の人しかわからない説明なので、簡単に言うと
旧暦の8月1日には、「五穀豊穣」「家内安全」を祈願して、この「お岩木様」に集団登拝する行事が「お山参詣」。
年に1度、願掛けをしにみんなでお山に登る、というかんじでしょうか。
なぜ、こうして地元の会館の障子に絵が描かれることになったか。
前は普通の障子だったようですが、せっかくだから、ねぷた絵を、となったのが去年なのだそうです。
去年は前のねぷたの絵を貼れば良かったけれど、ことしはねぷた自体が無い。
それならば、障子のところに新作の絵を書いてもらおう。と
題材は、昭和53年、ねぷたを初めて2年目。 なぜか 部落一同でお山参詣(その時一回限り) 学校も休ませの大行進。
今回はねぷたの技法ではなく、 アクリル絵の具(絵師も初) 紫外線劣化に比較的強いと思われる。 なので、ねぷた絵みたいにロウがないので光は通さないけど、落ち着いた雰囲気になったそうです。
お隣には共同浴場があります。
アルカリ単純泉で、変に成分がすくないので、非常に肌に優しい。成分がすくないわりに、美肌効果の成分の比重が多い泉質。
こうして、地元の取り組みとして、今年は祭りは無いけれど、五穀豊穣を願い家内安全を願う、そういう絵を会館の障子絵にするのって本当に素敵なこと。
こうして地域を活性化する一つとして文化を取り入れることは尊いなと思いました。