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黄鈴先生

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アスリート過ぎるトレーナー

アスリート過ぎるトレーナー

この時間になるとシーチキンが食べたくなります。

食欲旺盛、黄鈴です。こんばんは。



私の趣味。それは格闘技系のジムへ通うこと。

昔には無かった青春がそこにはあります。



行くと必ず待ち構えている(ようにしか見えない)、32歳イケメン(奥さん子供あり)トレーナー。



トレーナー

「こんにちはっす」





「お疲れ様っす」



そう。

私は最近、ジムに行くとなぜか、「〇〇っす」という言葉になっていることに気が付きました。

なんで・・・?自分のことだけどわかんない。



トレーナーは、私のトレーニングを全部見ています。

縄跳びの跳び方、何セットやったか。

シャドーの打ち方、サンドバッグも叩いたかどうか。

ミット打ち。肩の位置、腰のひねり方、つま先の位置と回転の仕方。



こまかーーーーーい!!!!



しかも、そこまで指導してんの私だけじゃないの?

他の人にそこまで指導してないんじゃないの?

していたとしても、すぐ終わってる気がするんだけど。なんでよ??



ミット打ちが終わったあと。

トレーナー

「いいっすか、鏡の前でやりましょう。

 まず、構えはこう。」





「はい。」



トレーナー

「ワンツー・・・・はい、止める」





「はい。」



トレーナーは、私の、左手の位置、脇の角度、右手のこぶしの位置、右肩の位置、右足つま先の角度にチェックを入れ、



トレーナー

「はい、もう一度」





「はい。」



トレーナー

「どうしてできないんすか?昨日はできてたっすよ。はい、もう一度。」





「はい。(早くおうちに帰して)」



と、鏡の前で20分。



トレーナー

「じゃあ、今日はこの辺で」

終わったか・・・。

トレーナー

「次はサンドバッグでやってみましょう」



「そっすか・・・」

散歩に行きたくない犬さんのごとく、とぼとぼとサンドバッグへと向かう私。



トレーナー

「いいっすか。フックを2発入れたら、ワンツー!!はい、やってみる!」

だまってやる。

トレーナー

「いいっすか。ワンツーの、ツーのときに、サンドバッグに押されてしまっているんです。

かかとの角度はこう!!」





「わかんねっす」



その後。30分サンドバッグタイム。私をおうちに帰して・・・。



トレーナー

「ふらつくの、良くないっす」





「そっすね」



トレーナー

「体幹、鍛えましょう。いいですか、このポーズを毎日10秒してください。

暇だったらやればいいんすよ。簡単っす。」





「私、そういう習慣が無いっすけど・・・」



トレーナー

「当たり前っす。誰もありません。

だから、これからやるんすよ。

ちなみに僕もやってません。」

自分がやっていないことを勧めるという。



トレーナー

「いいですか。毎日、10秒ですよ。やってください。

まだ、40%しか完成してません。残り60%、伸びしろあるんすから。がんばりましょう」



なんと、この年になって、宿題を言い渡されてしまいました。

体幹タイム、5分。



なんで私は、40分以上、居残り練習をしなければいけないのだろう。

彼は、私をどうしたいのだろう。

立派な格闘家にしたくて、特別コーチしているのだろうか。

とりあえず言えることは、



特別扱いで、

格闘技を私に毎日叩き込んでいるということ。



お疲れっす・・・・・。



ちょっと腰を痛めてしまい、現在、腰には湿布、痛み止め服用、背後にはストーブを配備して、皆様からのお電話をお待ちしております!!

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