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美琴先生

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マウンティング合戦の現代社会

マウンティング合戦の現代社会

鑑定士の美琴です🌈



いつもたくさんの鑑定依頼をいただき、

ありがとうございます✨





今回は、現代社会のコミュニケーションについて、

その対処法を解説していきたいと思います。





◼︎◼︎



一時期、「マウンティング女子」という言葉が流行し、随分と一般化しました。





マウンティングとは、コミュニケーションをするにあたって、相手より自分の方がより優れていると、優劣を比較するような発言をすることです。





「マウンティング女子」は、女子という言葉が含まれるため、

女性同士によくあること思われがちです。





(実際、そういう場面は、女性同士のコミュニケーションにおいては本当によくあることですが…^^;)





でも、男性から話を聞くと、

男性同士でもマウンティングはあると言います。





そして、以前、私はてっきり、

マウンティングは同性のあいだで起こるものだと考えていたんですが…



(同性同士だと、より優れた異性を獲得するという競争意識がどうしても本能的に働きやすいためです)







最近は、

男性が女性にマウンティングしたり、

女性が男性にマウンティングしたり、

そんな異性間でのケースも多く見受けられるような気がします。





マウンティングは、

あちこちに蔓延っているのでしょう。





困ったものですね^^;





◼︎◼︎



マウンティングの本来の意味は、

動物同士がその力の優劣を確認し合うために行う行為です。





強い個体が弱い個体の馬乗りになったり、

動物によっては首をガブっと噛んだりするんですね。





まぁね、私たちもかつては猿だったわけですから(笑)





競争意識を伴うマウンティングはその名残であり、

本能的なものなのでしょう。







マウンティングをする人は、

承認欲求が人並み以上に強く、

実は、自分に自信がありません。





誰かに「あなたは優れていますね」と認めてもらわなければ、

自分の存在価値を確かめられないのです。







そして、相手にマウンティングしたはずなのに、

心のどこかでは「自分の方が負けている」と思っていたりします。





強いように見せているはずなのに、

心の中では負けを認めているんです。





「負けているけれど、どうにかして優れているところを見せたい」

そんな心理が働くからこそ、本人は無意識であってもマウンティングしてしまいます。







そうでなければ、そもそもマウンティングをする必要なんてないんです。







たとえば、あなたがマウンティングをする側だとして。





「明らかに自分の方が勝っている!」と思う相手に、マウンティングしたいと思いますか?





たとえば、何もできない小さい子供とか、実力が明らかに自分よりも劣っている新人とか。







おそらく、こういった相手にはそんなにマウンティングをしたくならないと思います。

(そういう相手にもマウンティングする人もいるかもしれませんが、少数派だと思います)







なぜかと言えば、すでに力関係がはっきりしているから。





「自分の方が上だ」なんて、相手にわざわざ示さなくても、お互いの実力差は明らかであって、すでに相手も自分をすごいと上に見ている状態なので、もうマウンティングする必要がないんですね。







逆に、「相手の次元がちがいすぎて、自分の方がどう見ても明らかに負けている」と思う場合も、マウンティングの心理はあまり働きません。





あなたは、自分を雇ってくれている社長さんと話している時、社長さんにマウンティングをしたくなりますか?



そういう相手にもマウンティングする人もいるかもしれませんが、おそらくほとんどの人はしないはずです。





それは、明らかに力関係の差が大きいからです。

もはや比較する相手ではないとも言えます。





このように力関係が明確になっている場合、相手にマウンティングをしてもまったく意味がないので、マウンティングをしたいという気持ちにはなりません。





◼︎◼︎





あなたがマウンティングしたくなるのだとしたら、





・その相手とあなたの力関係はほぼ同等であり、微妙な均衡バランスで保たれている



・その相手が自分よりも勝っているように見えて、「相手に負けた(=羨ましいという嫉妬の感情も負けたという感情になります)」と思う時





この2点の両方を兼ね備えている場合かと思います。







つまり、あなたが誰かにマウンティングされて困っている場合、

実は相手はあなたを羨ましく思い、

あなたに負けたと思っているのです。





そんなすごいあなたに、ぜひ自分の実力や価値を認めて欲しいと思い、またそれによって自分の存在意義を確かめて、安心したいと思っています。





かなり捻くれた愛情表現とも言えますね(笑)







マウンティングされたら、可能であれば、すぐ逃げることをおすすめします。

(マウンティングは、エネルギーを奪う行為でもあるので)







それができない場面であれば、やはり気にしないのが1番ですね。







「あー、この人って、もしかして私のこと、羨ましいって思ってる?強そうに見せてるけど、ホントはあんまり自信ないのかな?」





そう思うだけで、嫌な気持ちから少し解放されると思います。





受け答えとしては、

「そっか、そうなんだね」

くらいで大丈夫です。





◼︎◼︎



一方、あなたもこのマウンティングに応戦してしまうと、

あなたもその時点でこの相手に負けたと自分で認めることになってしまいます。 





そして、あなたがたとえ一瞬の優越感に浸れたとしても、

今度はまた相手があなたに負けたと思うので、

マウンティングの永遠ループが続きます。







控えめに言っても、これは時間の無駄です。





世界は広いので、

あなたよりも、相手よりも、

もっともっと優れた人がたくさんいるし、

もっともっと劣った人がたくさんいます。





そのため、明確な優劣など、

誰も判断できないのが本当のところです。





マウンティングは、自分でも知らず知らずのうちに相手にやっている場合もあり、それは羨ましさや劣等感ゆえです。





でも、そろそろ、そんなマウンティング合戦から抜け出してもいいのでは?







まずは、あなた自身が自分の価値を認めてあげてください。





比較対象がいると、自信をなくしてしまいやすくなります。





その比較対象って、誰なのでしょう?

その比較対象って、何なのでしょう?





実は多くの人は、この比較対象でさえも明確になっていません。

「見えない何か」と、なんとなーく戦っていて、その結果として自信をなくしています。







仮にもし、

その比較対象が明確な誰かや何かであったとしても、





「相手もすごい!自分もすごい!」

と解釈して、決着をつけることはできないでしょうか?







相手がどんなにすごく見えても、

あなただって、十分にすごいんです✨





あなたが誰かを見て、

「すごいな、いいな、羨ましいな」と思いやすいのと同じです。





誰かもあなたを見て、

「すごいな、いいな、羨ましいな」と思っていたりします。

(たとえあなたがそうだと感じられなくても)







お互いに「羨ましい」と思うからこそ、

あらゆるところで、

マウンティングが起きています。





その仕組みに気づくだけでも、マウンティングする人を寄せ付けにくくなりますよ。







そして、もし広い心で対応できるのであれば、

マウンティングしてきた相手を「すごいね」と認めてあげると、そういった行為は和らぐと思います。







(でも、認めると今度は必要以上に相手に懐かれる可能性もあるため、やっぱりすぐに逃げたり、極力関わらないのが一番です。笑)







マウンティング合戦の現代社会を乗り切るコツは、





「あなたもすごく素敵✨それと同時に、私もすごく素敵✨」





そんなマインドで毎日を過ごすことだと思います。



 

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