月光蝶のつぶやき「桃の節句」
月光蝶の家族は私と黒猫1匹以外は、みな男です。
女性が少ないとどうしても適当になってしまう『桃の節句』・・・
今年はなんとかちらし寿司を作って、みんなで食べました!
さて『桃の節句』といえば『お雛さま』!
『お雛さま』といえば『雛の膳』ですね!
『雛の膳』には様々な意味や願いが込められていることを、ご存知ですか?
今日はそのことを、簡単に書かせていただこうかと思います。
桃の酒・・・・・
桃のお花を浮かべたお酒のことで、『桃花酒(とうかしゅ)』とも言います。
古代中国では、桃の花が流れる川の水を飲んだところ、300歳の長寿を得たという故事もあり・・・
桃は『百歳(ももとせ)』にも通じ、魔除けの力を強く持つとも言われるため、3月3日の桃の節句に飲むと百病をしりぞけさせると言われています。
白酒・・・・・
みりんに蒸した米やこうじを混ぜて熟成させた、甘みの強い白く濁ったお酒のことで・・・
別名『山川酒(やまかわざけ)』とも言われ、桃の酒が変化して白酒を飲まれるようになったようです。
菱餅・・・・・
伸し餅を菱形に切った紅白緑の3色3層をなしたお餅のことで、それぞれの色にいろんな願いと意味を込めたものです。
『紅(桃色)』⇒桃・魔除け
『白』⇒雪・清浄
『緑』⇒大地・健康と長寿
雪が溶けて大地に草花が芽生えて桃の花が咲く・・・
そんな自然のエネルギーを取り入れて、健康になるという願いが込められているようです。
また菱餅には
実際の植物の薬効成分も考えられて作られているようです。
『紅(桃色)』⇒クチナシの実で色づけされており解毒作用をもっている
『白』⇒ヒシの実が入っており、血圧を下げる作用がある
『緑』⇒ヨモギの葉が入っており増血作用がある
また菱形は心臓の形をあらわしたものとも言われており、健康と長寿を願う思いが込められているようです。
いかがでしたでしょうか。
女性が素敵な恋愛と結婚を願う行事の印象が強いかもしれませんが、実際は魔を払い福と長寿を願う意味もとても強いのです。
ぜひみなさまも幸せで健やかにお過ごしになられますように