幸せになるために「ラブレター」
現在は携帯というものが一人に最低でも1台は所有されており、その携帯の機能も向上し、インターネットの世界もとても充実している時代です。
しかしひと昔前は、携帯というものはなく、大切なお相手と連絡を取るのであれば自宅の電話番号に電話を入れるか・・・
もしくはお手紙をしたためて、郵送するという手段が主でした。
さらに時代をさかのぼれば、手紙といっても和歌や詩をしたためて相手の住まいに送り届け・・・
お相手からまたその返事をもらうことによって、意思疎通をはかっていました。
現代よりは圧倒的にスローペースのコミュニケーション、とても趣深い内容の手紙のやり取りであり、1通の手紙の内容でたくさんの情報を得て判断なさっていたことでしょう。
今は携帯のタイピング機能も優れており、いくつか文字を打ち込めば、言葉と漢字の予測変換してくれます。
ですので一見機械的でもあり、無機質な文章になりがちです。
それをカバーするために絵文字、スタンプ、画像などを付け加えて、より感情表現を豊かにすることが可能になりました。
それでもやはり真剣な気持ちを伝えたいからと、直に筆をとることもあるでしょう。
お手紙をお相手への想いをたっぷり込めてしたためる・・・
しかしただただ自分の想いのたけを、感じたままにぶつけても良いというわけではないのです。
読む側からすれば、送り主がどのような人柄なのかを、その1通の手紙でよりよく把握することができるのです。
便箋のデザインから、あなた様の精神的年齢や趣向を
文字の書き方から、あなた様の教養を
言葉の選び方から、あなた様の人生観やこれまでの経験を
などなど・・・
昔の日本人が、いただいた手紙の和歌から、その相手の深い愛情と家柄と教養の深さを感じ取って、恋におちたり恋を勝ち取ったように・・・
手紙というのは、その分だけあなたさまの人柄がはっきりと現れてくるものだと思います。
もしかしたらメールやメッセージのやりとりよりも、慎重に丁寧に作りあげていただいた方が良いものかもしれません。
お手紙やおハガキをしたためて、お相手に送る機会がありましたら、じっくりと時間をかけていただけたらと思います。
もしお気持ちを何かに現したいと思い、その現し方を迷われていらっしゃったなら、お気軽にご相談くださいませね。