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樹羅先生

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「自分のせいにすること」のメリット。

「自分のせいにすること」のメリット。

何かのアクシデントや問題が起きたり、悩み事が生じたときに、誰かのせいや、何かのせいにしたがる人がいます。



もちろん、それぞれのケースにおいて、問題が生じたことの原因が、あなたでない誰かや、何かしらにあるということの主張が、もっともであるケースは、多々あることでしょう。



ただ、そうした「正論家」で居続けることには、案外、損が大きいということは、知っておかれた方がいいと思います。



人は、自分のことは、ある程度(あくまでも、「ある程度」で、「絶対」というわけではありませんが)、コントロールできます。



たとえば、内心では、非常に腹が立っていても、一定の利益を得るために、微笑みを浮かべて、感じよく振る舞おうとしたり、その反対に、とっても好きな異性と一緒にいるときに、あえて素っ気ない振りをし続けたりという態度を取ることが、「物理的には」、可能です。



しかし、自分自身を取り巻く人々や、自分自身を取り巻く環境自体を完全にコントロールすることは、誰にとってもほとんど不可能なことでしょう。



なぜなら、世界は、自分という人間のために回っているわけでもなければ、自分という人間の事情を忖度しながら、動き方や営み方を決定しているわけではないからです。



あなた以外の他者に対して、「あなたは、こうすべき立場だ!それをあなたは、きちんとしていない!」と苦情を言ったり、「これは、本来、このように管理されているべきものなのに、あなたは、その管理を等閑にしている!」などと詰問したければ、そうしても構いませんが、そうした極めて真っ当で正しい(はずの)振る舞いを実行し始めると、人生、キリがなくなります。



あっちにもクレーム、こっちにもクレーム、毎日毎日、クレームをつけることばかりに追われて、大切な一生が無駄になってしまうのです。



さて、それでは、どうすればよいのでしょうか?



ここに、ひとつの簡単な方法があります。



それは、「何か問題が起こったときは、自分のせいにするクセを付ける」という方法です。



先に申し上げたとおり、他者や物事は、自分自身では、完全にはコントロールしきれません。



しかし、自分のことは、結構、コントロールができるわけです。



ということは、とりあえず、自分のせいだということにしておいて、「では、今後、自分は、どのように対処していけばいいのか?」と、自分目線で、次の一手を決めていくのです。



そうすると、目の前に起こった困った事態や、不快なできごとに対して、他者と諍いを起こすことなしに、スムーズに問題を解決できることが、案外、多いのです。



もちろん、そうした発想法で解決できない事柄も、たくさんあります。



そういうケースは、また、違った考え方や対処法が必要でしょう。



しかし、「自分のせいにすること」のメリットは、確実にあります。



「自分のせいにすること」から発想していくことで、困った事態を、自由にハンドリングできるケースが、非常に多くあるからです。



「自分のせいにすること」のデメリットについても、少しお話ししておきましょう。



「自分のせいにすること」は、あくまでも、困った事態に対して、あなたが、あなた目線で、自由に次の一手を考え出すための方法として用いるべきなのであって、あなたが意気消沈するための方法でないことは、言うまでもありません。



「何でもかんでも私が悪い、郵便ポストが赤いのも、全部、私のせいなのよ」という考え方は、もちろん、間違っています。



私がお伝えしているのは、あくまでも、あなたが生き生きと楽しく生きる方法、あなたが不必要なストレスを、なるべく受けずに済む方法です。



何かの問題を、自分のせいにすることで、気分が落ち込み、建設的な次の一手が打てないようであれば、それは、誤った自分のせいにする仕方をしていると言わなければなりません。



そうなってしまう可能性があることが、「自分のせいにすること」のデメリットです。



―何かしら問題が起きたら、とりあえず、明るく自分のせいにしてしまって、ササッとスマートにやり過ごす方法がないかどうか、考えてみましょう。



怒ることや戦うことには、大きなエネルギーが要ります。心身へのダメージも、少なくありません。



真面目なことは、立派なことかもしれませんが、真面目一辺倒の態度というのは、損も大きい。



要領よく立ち回って、怒りや諍いに無駄なエネルギーを使わないようにするというのも、あなたの運をよくするための有力なひとつの方法です。



もちろん、人生、戦わなければならないときもあるでしょう。



だからこそ、普段は、無駄な戦いを、極力避けるようにするのです。



―電車で、乗客がうるさいとき、あなたなら、どうされますか?



正解は、ないと思うのですが・・・



私なら、すぐにカバンから耳栓を取り出して、耳に装着するか、車両を変えます。



「静かにしてくれませんか?!」などと、決して文句は言いません(笑)



こうした「電車がうるさい時に耳栓をする・すぐに車両を変える」というシンプルな発想法は、人生における様々な局面で、応用可能です。



困ったことがあったとき、あなたなりに、是非、応用して、使ってみて下さい。



案外、シンプルな解決法が、パッとひらめくかもしれませんよ。

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