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樹羅先生

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時間外

問題が山積み。そんな時こそ腰を据えて。

問題が山積み。そんな時こそ腰を据えて。

皆さんは、人生の何もかもが、うまく行っていますか?



「仕事も恋愛もプライベートも、すべて好調!日々、Happy Lifeを謳歌しています!」



そうおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、そういう方は少ないですし、Happy Lifeを謳歌できるのも、期間限定だったりします。



ほとんどの場合は、どんなに幸せな時が訪れたとしても、その幸せに変化が起こったり、幸せが去ってしまったりして、目の前に、人生の問題という重石が、ドーンと横たわる事態に陥るのです。



問題は、そこからです。



自分自身の目の前に、人生の問題が立ちふさがったら、どうすればいいのでしょうか?



それも、1つの問題ではなく、2つも3つも問題が、同時進行で、目の前に立ちふさがったとき、いったい、どうすればいいのでしょうか?



そんなとき、多くの場合は、途方に暮れてしまいますね。



何にも手が付かず、そのまま、床に伏せてしまう方も少なくありません。



それでは、人生の中で、複数の問題が山積みになったときの対処法をお教えしますね。



それは、まず、「開き直ること」です。



何かが起こった、そのこと自体は、どうしようもないのです。



その何かが起こった原因が、あなたにあるのかもしれませんし、他の誰かにあるのかもしれません。



あるいは、単なるアクシデントで、誰が悪いというわけでもない、強いて言えば、運が悪かったとしかいいようのない場合も、あるでしょう。



いずれにしても、事は、同じです。

「それは、起こった」のです。



それについては、一旦、無責任な心境になる必要があります。



もちろん、何か悪い事態が起こったことの原因が、あなた自身にあった場合、「対外的には」、あなたは、もちろん、殊勝な態度でいることが必要でしょう。



しかし、心の奥の方では、そこから、一旦、離れるのです。



罪悪感というノイズに煩わされることのない、静かな心の空間に、一旦、逃げ込んで、頭を冷やすのです。



そして、自分のしたこと、自分を取り巻く状況、問題解決の展望のパターンを、能う限り、たくさん考えるのです。



当たり前ですが、人間は、できることしか、できません。



訓練によって、できないことができるようになることもありますが、それには、ある程度の時間がかかります。



突然、わざわいが降りかかってきたときには、もう遅いのです。



大抵の場合は、現在の、あなた自身の力で対処しなければならないことが多い。



また、問題が、いくら山積みになっていたとしても、結局のところ、人間の体はひとつなので、物事は、一つずつしか対処できません。



同時進行で物事に対処する場合でも、「電車に乗って移動しながら、書類に目を通す」ような場合を除けば、基本的には、山積する問題に対して、一つずつ対処していくことになるでしょう。



問題が、目の前に、複数、山積みになるとき、多くの人は、うんざりするはずです。



その「うんざり感」によって、動けなくなってしまう人が、非常に多い。



問題が山積みになっているときは、それらを、いっぺんに解決しようとしないことです。



問題があるものはあるのだから、しようがないと開き直って、腰を据えて、一つずつ、取りかかるのです。



いちばん効率がいいのは、優先順位をつけて、優先順位の高いものから手を付けていくことですが、何も、そういうことにこだわる必要もありません。



あまりにうんざりしてしまって、何もやる気が湧いてこないときは、いちばん簡単に手を付けられそうなことから、手を付けていくというのも、決して悪くはありません。



ひとつ問題が片付けば、あなたは、少し落ち着きます。心の余裕も、出てくるし、問題を解決できる自信も湧いてきます。



そうしたら、また、ひとつ、次なる問題に取りかかればよいのです。



人生の問題が、目の前に山積みになったときは、無理をしすぎず、開き直って、ひとつずつ行きましょう。



ゆっくりと深呼吸を続け、「長期戦上等!」の気構えを、じっくりと心の中につくっていくのです。



かの有名な文豪・夏目漱石が、弟子の芥川龍之介に送った言葉を、ご紹介しましょう。



【世の中は根気の前に頭を下げることを知っています。



火花の前には一瞬の記憶しか与えてくれません。



だから、牛のよだれのようにもっと根気よくやりなさい。】



人は、どうしたら、漱石の言う「牛のよだれ」のように、根気強く生きることができるのでしょうか?



それは、自分にも他者に対しても、期待しすぎないことです。



「多くのことを実現しなければならない!」と、肩肘に力を入れてみたところで、あなたの100m全力疾走のスピードが、4秒も5秒も縮まるでしょうか?



そう、人間は、できることしかできないのです。



気合いを入れて、気分よく物事に取り組めるなら、気合いを入れるのも構いませんが、気合いを入れたところで、あなたの仕事量が倍増するわけではありません。



だから、諦めることは諦めて、まずは、肩の力を抜きましょう。



そして、開き直って、落ち着いて、できそうなことから、ひとつずつ取り組んでいけばよいのです。



―開き直り、あえて果敢に挑戦する。



これは、あなたの運をよくする有力な方法のひとつです。



人生は、マラソン。

全力疾走するだけでは、すぐに息が切れてしまいます。



綺麗な景色を眺めながら、そして、美味しく水分補給もしながら、あなたのペースで、楽しく走って行きましょう!











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