ひとつの方法。〜他者を巻き込んで戦う!〜
何かを実現したいと望むとき、戦い方には、大きく分けて、2つの方法があります。
それは、「自分1人で戦う方法」と、「他者を巻き込んで戦う方法」です。
どちらにも、それぞれのメリットとデメリットがあります。
どちらかと言うと、「自分1人で戦う方法」を行っている人の方が、多くいらっしゃる印象です。
もし、あなたに、何か実現したい夢があって、孤軍奮闘、たった1人で何年も戦い続けているにも関わらず、一向に成果が出ていないという場合、もうひとつの方法、つまり、「他者を巻き込んで戦う方法」を試してみることをお勧めします。
恋愛でもいい、仕事でもいい、その他、自分自身の望んでいることであれば、何でもいいのですが、物事を、より力強く動かしたいと望むときには、自分一人だけで動くよりも、自分の味方になってくれる他者を巻き込み、状況そのものをつくり上げながら、大きく大きくストーリーを動かしていく方が、はるかに効果的な場合が、多くあるのです。
自分1人だけで動いて目的を達しようとする場合、何かと、必然性や口実づくりに苦労するようなことが多くあります。
しかし、他者を巻き込みながら、状況全体で、大きく大きく話しを持っていくようにすると、引っ張り出しにくい人を引っ張り出せたり、了承させるのが難しい人から了承をもらえたり、個人単位で動いただけでは、なかなか得づらい成果を手にできる確率が上がるのです。
ただし、これを実行するには、ひとつ、問題があります。
それは、あなた自身の心の中にある「プライド」や、何となく感じる「羞恥心」や、今までやったことのないことに挑戦する「不安感」といったものに由来する、【他者に対する壁】です。
この【他者に対する壁】が、あなたの心の中にある限り、他者を自分のペースに巻き込みながら、状況そのものをつくり上げることはできません。
では、どうすればいいのでしょうか?
簡単なことです。
自分自身の人生の「飛躍」や「充実」や「拡大」において、ほとんど何の役にも立たない「プライド」を捨てて、あなた自身が気付かぬうちに築き上げている【他者に対する壁】を、あなた自身の気づきによって粉々に破壊するのです。
そして、他者と、ハートで、しっかりと関わることです!
これを実行すれば、失敗もあるでしょう。意気消沈することもあるでしょう。しかし、それでも、他者とハートで、しっかり関わろうとすることを、やめずに、続けていくのです。
すると、あるとき、ふと気付くと、あなたの周りに、あなたの味方になってくれる人が、何人かできています。
その人たちが、あなたのキーマン(keyman)です。
キーマンができたら、できるだけ、大きく、楽しく、企画を考え、怖れず、実行します。
失敗したら、修正をして、また実行!あるのみです。
この考え方を、今、目の前にある、あなた自身の状況の中で、実際に応用して、あなたが動き出すとしたら、まず、あなた自身の、どんな動き方をすることから始めるのがよさそうでしょうか?
それが、上手くいったとしたら、その次のステップは、どうでしょう?具体的に、映像を思い浮かべながら、考えてみて下さい。
考えましたか?はい、それでは、その次のステップについて考えてみましょう。
そう、これが、「3手の読み」です。
「こうする」、すると、「こうなる」、そうしたら、「こう行く」。
人間、そんなに先のことまでは読めません。
しかし、3手先ならば、集中して読めば、かなり具体的に読むことができるのです。
うんと先を読む必要はありません。
あなたの人生の3手先まで、一生懸命に読んでみましょう。
そして、他者を巻き込みながら、できるだけ大きく戦略図を描き、実行するのです。
これは、あなたの運をよくするための、有力なひとつの方法です。
あなたが、生まれながらにして、あなたの人生の采配を振るう非常に強力な軍師であることを、どうか思い出して下さい!