駄目で元々。納得を手に入れるために闘え！

すべての物事は、周囲の状況と行動の選択（「行動しない」という選択も含む）によって、決まります。



自分自身の行動は、自分の自由意志で選ぶことができますが、周囲の状況的な条件は、自分の自由意志では、どうにもならないことも多いですね。



「人間は、皆、平等です」と、いくら学校で教えられても、人それぞれに、スタートラインの位置は、大きく異なり、厳しい現実は、否応もなく、「人間は、皆、平等なのだとしても、その人生の歩みは、決して、公平などではない」ということを、我々に、身をもって、教えます。



しかし、ここで腐ってはいけません。



たとえ、勝ちを得る確率が低くても、あるいは、実際に、努力を重ね、全力で闘い抜き、その結果、敗北を喫することになったとしても、です。



否、実際には、敗北を喫したその時こそ、あなたは、かけがえのない黄金（おうごん）を、手中に収めることができるのです。



「黄金？敗北を喫したのに？」

「黄金とは、勝利のことではないのか？」



そう思った方も、多くいらっしゃるでしょう。

たしかに、勝利は、黄金です。素晴らしい。



誰しも、勝利を手中に収めるためにこそ、闘うのです。



しかし、黄金というのは、それだけではありません。



勝利の黄金とは、ある意味で、他愛のないものです。手に入れて、しばらくは、嬉しい気持ちが続きますが、早晩、飽きがやって来ます。



それに対して、敗北の黄金は、人生に、「やれるだけのことは、すべてやった」「不成功に終わったことは残念だが、後悔はない」という深い満足感を与えてくれ、何よりも、その人自身を、大きく成長させてくれるのです。



多くの人は、考えています。

「勝ったら、勝ち、負けたら、負け」だと。



本当に、そうでしょうか？

もっとよく見て下さい。



ためつすがめつ、よ〜く見れば、分かるはずです。



本当の本当は、「勝ったら、勝ち、負けても、勝ち」なのだということが。



「勝ったら、勝ち、負けても、勝ち」ならば、闘わない手はありません。



もちろん、無謀すぎる闘いを挑んではいけませんし、ある程度の準備は、必要でしょう。



しかし、試合が始まる前から、「負けました！」と投了してはいけませんね。



覇気を持って下さい！

人生の主人公は、他の誰でもない、「あなた」です。



リングに立っているのは、「あなた」なのです。

闘う気概を持ちましょう！



「たとえ、結果がどうなろうと、刀折れ、矢尽きるまで、最後の最後まで闘ってやる！！」という迫力が、全身からみなぎるあなたでいて下さい。



駄目で元々。失うことなど、怖くはありません。

勝利を得るためだけにではなく、「これでいいんだ」という納得を手に入れるためにも、全身全霊を上げて、闘い抜きましょう。



あなたが、心からそう決意し、実際に、あなたが、あなた自身の人生を賭けた闘争の道を歩きはじめた時、他者から見たあなたのオーラは、がらりと変わります。



すると、不思議なことが起こりはじめます。

あなたを成功へと導くチャンスが生まれたり、あなたを支援してくれる人が現れたりするのです。



あなたの闘う気迫が、あなたの運を、力強くあなたの元へと引き寄せます。



これは、あなたの運をよくするための、強力な方法のひとつです。