手を変え、品を変え、考え方を変え。
人生の中には、様々な出来事が、起こります。
嬉しいことや、楽しいことばかりなら、いいのですが、なかなかそうも行きません。
「一生懸命に頑張っているのに、上手くいかない」
「誠実に努力しているのに、ひどい評価を受け、泣きたくなる」
こんな理不尽なことが起こるのも、そう珍しいことではありません。
こうした事態に陥ると、人によっては、ショックを受けて、ふさぎ込んでしまう方もいらっしゃいます。
人生で起こる不運というのは、大抵の場合、避けられないことです。
それは、起こるべくして、起こるのです。
大切なのは、起こるべくして起こった不運や、自分自身を取り巻く「好ましからざる状況」が、起こった後に、自分自身がどうすべきか?ということです。
悩みで頭がいっぱいになり、平常心を失っているとき、人は、八方ふさがりになってしまったような気分に陥りがちです。
しかし、客観的な事実として、本当に、八方ふさがりになってしまったのでしょうか?
ふと我に返り、冷静に考えてみれば、まだ打つ手が、たくさん残っているということは、よくあります。
窮地に陥ったら、頭を空っぽにして、ゆっくりと深呼吸を繰り返してみましょう。
まずは、心を落ち着けるのです。
その上で、手を変え、品を変えて、別のアプローチで解決法を模索し、粛々と行動に移していくのです。
Aでダメなら、Bで行け!
Bでダメなら、Cで行け!
Cでダメなら、Dで行け!
ということです。
これらを、さんざんやってみて、それでもダメな場合は、根本的な考え方自体を変えてみましょう。
つまり、「○○は、△△でなければならない」という考え方の前提を、変えるのです。
「○○は、□□であってもいいし、××であってもよい」と、自分自身の解釈を変えていきます。
すると、選択肢がなくなって、どん詰まりに陥っていた現実に、多くの選択肢が現れ、また、生き生きと人生を歩いていくことができるようになります。
もう一度、繰り返しましょう。
困ったときには、まず、冷静になることです。
ほんの数分、瞑想をして、感情でぶれた自分の心を、ニュートラルに戻して下さい。
その上で、知恵を使って、工夫を試みるのです。
つまり、手を変え、品を変え、あれこれと策を練り、ひとつひとつ、実行していくということです。
それでもダメなら、自分の根本的な考え方自体を変え、選択肢を増やします。
これが、生き生きと人生を歩み、本当に運をよくするための、ひとつのコツなのです。