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天国の五人

天国の五人

久しぶりに本を読みました!

少し前は本の虫と言えるくらい読んでたんですけど…



さて今回読んだのはタイトルに書いた天国の五人です。

この作品は、一つの大きな区切りから始まります。



アトラクションのメンテナンスをしてきた老人は、突発的な事故であっけなく死んでしまいます。 子どもも、愛する妻にも先立たれ、 仕事も希望どおりではなかった老人の人生。そこにどんな意味があったのか?との問いかけからこの物語は始まります。 老人の死は本当の終わりではなく。天国で、老人を待っていた5人から様々なことを伝え、教えられ、そして、気付かされていきます。そうして五人と話をし老人が最後にたどりつこうとしているところは何処なのか?



読むにつれ、誰も例外なく、人に生かされ、同時に人を生かしてもいるのだという事を分かりやすく優しく、時に厳しく教えてくれました。老人を取り巻く周囲の描写も緻密で、読んでいてその色彩やシーンが目に浮かび上がって来るようです。



大抵の場合、何気なく毎日を過ごしているのではないかと思いますが、私たちは自分が思っている以上に周りに 影響を与えられ、与えているという事を再認識させられる内容です





生活をしていく上で、例外なく、大なり小なり人と人との縁の中で生きています。お互いを傷つけることも、癒しあえることも、支え合うことも、例外なく、必ず、どこかで繋がっています。



もし、自分がこの世から旅立った後に、 人生の中で触れ合ったたくさんの人と、もう一度語り合う事ができるな ら、どんなことを語ることができるでしょうか。 自分にとっての5人は誰なのだろう。 それは、これまでに出会った人たちなか、これから出会う人たちなのか。 自分の人生にどんな道を示してくれるのか。そして、自分が待つ人は誰なんだろう? そんな風に考えさせてくれる一冊でした。



最後に一番残ったセリフを一つ。

[人生で唯一無駄なことがあるとしたら、それは自分は孤独だと思う瞬間だけ]

人は孤独ではなく誰かに見守られ支えられている、失って初めて気付く事も多いので一つ一つの縁を大切に日々生活していきたいものです。天国の五人

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