父からの相談2【エンディングノート】
40も過ぎればどうしても、人が死ぬという場面には遭遇するものです。
80歳を過ぎてガンがわかり、あっというまにこの世を去られた方もいらっしゃいました。
今朝まで元気だったのに、急に意識を失って長い闘病生活を送ったのちに旅立たれた10代の方もいらっしゃいました。
いつどうなるかわからない。
ならば、生きている間にせめてのことをしようというのが、残された家族への気遣いで、エンディングノートなどで意思表示をしておくのは大切なのかなと思ったのです。
さて、エンディングノート。葬祭場から2部いただきました。1部は私。もう1部は父用です。
「1.私について」
名前に生年月日、電話番号、出生地、本籍地、住所。
うん、わかるわかる。
経歴
ん?経歴は必要だろうかと思ったら・・・・・・必要なんだろうな。想い出やエピソードを書く欄もある。
「2.家族について」
両親・兄弟姉妹・配偶者・子供。それぞれの生年月日など。
それにしても。ここでも出てくる「想い出」の欄。そうか・・・なんに使うんだろう。
「3.親戚について」
葬儀に呼びたい人を書く欄ですね。
「4.友人知人について」
これも同様。葬儀に呼びたい人。
思いました。さすがに「想い出」の欄は無いなと。
「5.財産について」
「6.保険年金」「7.債務・ローン」
これは財産整理のときに困らないようにですよね。
「8.いざというときのために」
病気になったら
認知症になったら
余命いくばくもなかったら
これは今のうちに晩年をどう暮らすか自分で判断つけておいてねというものでしょうね
「9.私のお葬式その1」
形式や喪主や弔辞の指名、親族の挨拶。
そうだなあ・・・・・・・・・・パッと浮かぶけど、きちんと書かないとダメなところですものね。
「私のお葬式その2」
費用・演出・遺影・衣装・返礼品・会食
「私のお葬式その3」
参列した人へのお礼文。
なんと、自分であいさつ文をしたためると。
そうか・・・・自分の葬儀に自分であいさつ文なあ。
そりゃあ、自分だったら書くなあ。
「10.お墓のこと」
今から親のことを考えただけでも大変。
自分のことは自分でもう決めているのだけど。
「11.形見分け・遺品整理」
自分としては何も残すもの無いから・・でもそれも意思表示って大事ですものね。
「12.携帯・パソコン・ウェブ系」
永遠に自分の記憶が流れ続けるのも・・・・だから、余命がわかったら、色々〆ちゃうんだろうな・・・なんて雑感を持ちました。
「13.伝えたい」
メッセージですね。
最後のページには署名欄がありました。
余命を知りたいかどうかは人によって違うと思うのですけれど、自分が動けるうちにできるだけのことをしたいなとは思う私です。
でも、それこそいつ人生の幕が下りるかはわかりません。
だからこそのエンディングノートでの意思表示ではないでしょうか。
自分の人生という舞台。最後はどう過ごし、そしてどう旅立っていくか。
記入するしないはさておき、このブログをお読みになり、考える一助となりましたら幸いです。