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黄鈴先生

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結ぶ縁 離れる縁 3

結ぶ縁 離れる縁 3

※今回の「結ぶ縁 離れる縁」は、フィクションもかなり入れています。



私から見た友人の旦那さんはどんな人だったか。



声をかければ笑顔で会釈をし、職場からの評価も上々。



子どもさんの行事ごとには参加をし、何かと奥さんの意向を後押ししてくれているような。



だから、最初に彼女が体調を崩したときは、「なにがあったんだろう」と疑問でなりませんでした。



どうやら、子供さんが小さいうちはあれこれと参加したり協力していたようなのですが。



あれこれと落ち着いてきたら、行事にも顔を出さなくなっていたのだそうで。

最初の頃の印象が私も強かったのでしょう。



年々奥さんや子供さんにたいする当たりがきつくなってきたころには私も会う機会が無くなっていたので、最初の「外面が良い」イメージのままだったのかもしれません。



奥さんはアクティブな方だったのですが、それは旦那さんに頼ることができない上、外で働くことを禁じられてしまったので、色々とボランティア活動などを引き受けていたのでしょう。



私とはボランティアの場で知り合ったのですが、よく協力して参加してくれる頼もしい方です。



家では何かあれば怒鳴りつけられ、お子さんには手を上げられてしまう。

それがエスカレートしてきたので、奥さんが動けなくなってしまって、家事も育児もできず、静養せざるを得なくなった。



それが起きているのは、家庭と言う密室での出来事で、「たすけて・・・・」と声を上げなければわからない。



モラハラとは恐ろしいものです。



それでも一度は彼女も静養から、彼女にしたら鬼のような夫の待つ家庭に戻ろうとしたのです。



あなたも協力してください、と。



ご主人は罵詈雑言を浴びせ、彼女の帰宅を断ったそうです。



それから、入院をしようと思ったけれど、医師の言葉で離婚の決意を固めました。



そして、弁護士さんが彼女に

「子どもの幸せを奪ってはならない」

と言って、親権を争うよう話したのです。



朝起きることが出来ない、何もできなかった彼女は猛スピードで離婚調停の準備を整え、職も決めました。



私が会ったのは、いつも以上に気力がみなぎっている彼女の姿。

置いて来た子供を引き取り新しく人生をスタートさせるんだ。

そう、彼女とお母さんは話していました。



まだまだ彼女の戦いは続きます。



私は相手方の弁護士さんもたまたま知っているのですが、なかなかです。



でもどうか、このご夫婦にとって振り返れば「これで良かった」という決着になりますようにと切に願っております。



苦しい時は「助けて欲しい」と声をあげること。



私はDV、離婚、発達障害、人格障害も相談の得意分野です。

理解されないと思わず、苦しいときはぜひ話しましょう。

意外なところに未来への扉があり、希望はあるのです。



大きなことから小さなことまで、ご相談をお待ちしております。

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